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出社してみたものの [大震災]

3月14日(月)

出社しました。

通勤途中見える海を見たら

その地区一帯崩壊していました。

TVで見る映像を目の当たりにしてしまいました。

会社へ着くと、週末に海岸地域へ行った人達が撮った写真を数枚見せてもらいました。

話では聞いていましたが

見るとショックを隠しきれませんでした。

私が知ってる場所とはまるで別。

会社から歩いて数分のところまで

流された車が横たわっていました。

妹もギリギリ避難できたのでしょう。

怖いだろう、寒いだろう、お腹すいているだろう・・・。

会社でも涙がとまらず人目を気にせずずっと泣いていました。

いわき市は一部地域を除いてほとんどの場所でずっと断水が続いています。

会社の近くに給水場がったのでもらいに行きましたが

その場所は当日一時避難したあの小学校。

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P1280588.jpg

怖いけどこういう中を歩いていきました。

 

会社へ戻り早い時間なら商品があるようなので

近くのスーパーへ向かってみるとすでに長蛇の列。

心折れそうになりましたが頑張って並びました。

コンタクトの洗浄保存剤がなかったので必須ですから。。

会社へ戻りみんなで話をしていたらまた地震が。。

TVでは警報注意報が出ていなかったのですが

3mの津波が来る、と消防車が避難勧告しながら走っていました。

なので急いでまた小学校へ。

今まで聞いたことがないウ~っと大きいサイレンが鳴り渡っていました。

怖くて泣きながら歩いていました。

学校へ入ると、津波の情報と同時くらいに原発がまた爆発したと聞きました。

近隣地区は屋内退避するようにと。

いわき市のすぐ上隣の双葉郡まで避難指示がでています。

実際被爆されてしまった方々もいらっしゃいます。

地震や津波に合わせて原発の恐怖。

何より今またこうしてこりきとくくりと離れてしまっていることが

私の恐怖と不安をあおっていました。

この場所からもしそのままバス等でどこか避難となった場合

一旦帰宅することが不可能だと思い

パパに「もし圏外避難の場合には二人をお願いします」とメールしました。

避難中ずっと泣いていました。

津波が来ないことが認められ、また、原発の避難勧告地域の変更もなかったので

会社にもどりました。

会社にもどると、断水していない地域の同僚の方からの差し入れで

おにぎりとかをいただきました。

会社も無事な状態なので

できる限りのことをしようと。

動くことによって一日でも早く復興するのであれば、と思い、

気を張って出社しましたが

結局私は鳴った電話にでることもできませんでした。

やはり家のある内陸部から海の近い会社に行くのが怖いです。

早々に帰宅しました。

直後くらいに携帯がなりましたが手がふさがっていて出られず切れてしまいました。

見ると妹からの着信でした。

留守電にメッセージが残っていました。

「なんとか無事に生きてるから・・・」と泣きじゃくりながら。

聞いて泣きました。

地震後初めて聞いた妹の声です。

急いでかけなおしましたが全然つながりませんでした。

祈りながら手を震わせながら何度もかけました。

やっとつながって会話ができました。

とても酷い状況だったようですが

避難所から今は津波被害のなかった会社の先輩の家にいるそうです。

停電はしているものの

食事も災害に会わなかった他支店の社員さん達の暖かい心遣いにも

助けられているそうです。

お互い泣きながら話しました。

怖い思いはしましたが

もっともっと辛い被災者の方々を思うと私たちはとても恵まれた状況だと思います。

孤立している方々、外で助けを待っている方々、

避難所で過ごしている方々

ご家族等と連絡がつかない方々を思うとまた涙が出てきます。

電気・ガスが使えるだけ良いです。

布団で眠れるだけ幸せです。

贅沢な電気毛布は使わないようにしました。

ホットカーペットも使用しないことにしました。

できる限りヒーターも使わないように

部屋の中で厚着して毛布にくるまっています。

つかわない電気は切りコンセントを抜きました。

頭を洗えないけど我慢します。

 

電力不足により計画停電も行われています。

たくさんの方々が不便な思いをして

混乱がおこっているのも事実です。

 

早く今までのような暮らしができますように。

それ以上に

今は一人でも多くの方々が救出されますように心から願っています。

 

被害にあわれた方々にお見舞いを申し上げます。

亡くなられてしまった方々・ご遺族にお悔やみ申し上げます。

 

とりあえず今の私にできることは、こりきとくくりを守ること。

震災以降二人とも下痢をしていました、ストレスでしょう。

今は大丈夫です。

 

人間だけではありません。

動物・植物も無事に生き延びたい。

 

”平和で安全な暮らし”って、本当に本当に幸せなことなのです。

 

P1280594.jpg

命の水です。


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