ｴｲﾌﾟﾘﾙﾌｰﾙ

４月１日（金）仙台７日目。

あれから３週間。

この大震災が嘘であればいいのに。

今のこの現実が嘘であればいいのに。

でもこんなひどく辛い嘘こりごり。。。

 

朝、妹と一緒に会社まで行きそこでバイバイして

ワタシはそのままその先にあるスーパーへ。

数日前に来たときとはまた違い

同フロアの奥まで営業していました。

品数は少ないけど

それでも数日前と比べると確実に種類も増えています。

徐々に・・徐々に。

”普通”になっていってほしいです。

 

妹の仕事後だとお店も閉まっているから

私がいる間は私がお買い物係。

 

今日は仙台でも上着がいらないくらいの温かさでした。

春。

気づけばもう４月です。

いつもは夜の森の桜を見に行っていたけど

富岡町は避難指示圏。

みんなで綺麗な桜を見れる日が早く訪れてほしい。

 

帰路またすれ違う自衛隊の車。

涙目のワタシ。

 

今日もミヤネヤで福島県いわき市の特集が。

たくさんの人、見てくれたかな？

大変だけど頑張ってます。

がんばっぺいわき。

うつくしまふくしま。

福島県産のお野菜買ってください。

 

母親から電話がありました。

「（避難していた）群馬から帰ってきたよ～。

お土産買ってきたからいわきに戻ったら取りにおいで～」と

話出しは呑気そうな感じで

元気アピールをしていたけど疲れた声でした。

やはりいわきが一番良いみたいです。

（実家はまだ断水なのに・・・）

そして

一緒に連れて行った実家で飼っていた犬、モゲ。

群馬の親戚の家に置いてきたそうです。

離れるのは寂しいし心配もあるけど

歳なので移動も大変だったみたいで。

でも群馬に行ったら親戚の家の犬と仲良くなったらしく

しかも今まで弱々しかったのに

元気になってご飯もたくさん食べるようになったそう。

いわきもまだどうなるかわからないから

５月の連休までとりあえず一時預かりしてもらうとのこと。

モゲの余生、すごいことになっちゃったけど

きっと今も元気にしていると思います。

 

TVを見ていたら

安否不明だったワンちゃんと飼い主さんの再開の場面が。

飼い主さん、泣いていました。

たくさんジャンプして寄り添ってしっぽ振ってるワンちゃん。

嬉しいよね。今まで寂しくて不安だったよね。

良かったね。

でも、家を流され避難所生活をされているその飼い主さんは

当面一緒に生活ができないから

預かってくれる人を探す、と言っていました。

やりきれない。

できることならワタシが預かってあげたいよ。。。

泣きそうになったり涙目になることはあるけど

涙を流す、ということは少なくなった今。

それでも

いわきの映像やペット関連のニュースを見ると

涙が止まりません。

 

日本動物愛護協会→救援物資の受け付け等

Save the pets→東日本大震災ペット救済プロジェクト

 

来るときは運休だったいわき＝仙台線も

一日３便の臨時運行開始となりました。

その高速バスの予約が取れました。

日曜日にいわきに戻ります。

早くいわきに戻ってこりさんとくーたん、そしてパパに会いたい。

けどその半面

まだ安定していない仙台に残る妹と離れるのも辛い。

いつも別れは辛いけど

長く一緒にいた分余計に辛い。

こんな状況だから余計に辛い。

仙台行きを決めたあの日と同じく複雑な心境です。